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【おままごと】

みなさん、ごきげんよう~。SS担当タイヤキです♪

久しぶりに、告知以外でSSをアップです\(^0^)/
締切とかに追われず、自由に妄想を書けるのはやっぱり楽しいですね♪

今回の内容は、あろみか(プリパラ)です!
新OPでガルルが完全にあろみかの子供みたいになってて、
毎回、色々なものが漏れ出そうになりながら見てます←

そんな新OPに触発され妄想が爆発した結果、生まれたSSです♪
というわけで、以下からどうぞ~(※百合注意
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【おままごと】

     ◇◆◇

「あろま~、みかん~!」

 名前を呼ばれて振り向くと、ガルルが手を振って駆け寄ってきた。ダイブしてきたガルルを受け止めると、みかんがにぱっと笑顔を返す。

「ガルル、おままごとしたい!」

 唐突な一言。この一言が全ての始まりだった。

      ◇

「みかんがママ役で、あろまがパパ役ね!」

 そう言って、一方的に役を押し付けられると、

「パパ、おかえり~」

 と、唐突に始まったおままごと。
 満面の笑みを浮かべるガルルに、あろまはごほんと軽く咳払いをすると、

「うむ、帰ったのである」

 と、偉そうに胸を張って、パパ役を演じ始めた。それを見ていたみかんも、にっこりとした笑顔で、「おかえりなさいなの、あなた」とあろまを迎える。
 ここは、ガルル(とファルル)の部屋。
 今、ファルルはプリパリに居るので、実際はガルル専用の部屋と化していて、三人で遊ぶ時に良くこの部屋を使っている。
 みかんは、あろまからかばんを受け取るような仕草をすると、幼稚園の頃の出来事が記憶の底から蘇ってきて、懐かしい気持ちで胸がくすぐったくなる。一方のあろまは、ガルルを抱き上げて、「今日は良い子にしてたか?」なんて、まるで本物のパパみたいな言葉を口にしていて、今度は胸の奥がきゅっと軽く締め付けられた気がした。
 優しい言葉を掛けられたガルルはというと、嬉しそうに今日あった出来事を語り始めるから、なんだかとても微笑ましくて、ついみかんはへにゃりと頬が弛んでしまう。

「うむうむ、今日もガルルは一杯頑張ったのだな!」

「うん、ガルルいっぱいいっぱいがんばった♪」

「よし、そんなガルルにお土産である」

「え!? ほんと!?」

「ほれ、魔界の果実を絞って作った禁断のおやつである」

「わ~、やったぁ~♪」

 あろまがどこからともなく飴玉を取り出すと、それをガルルの掌に乗せた。自分の手に乗せられた飴を見て、ガルルはあろまの腕から飛び降りると、その場で大はしゃぎし始める。その光景を見たあろまは満足そうに笑っていて、みかんは思わずそんな彼女の笑顔に見惚れてしまう。

「さて、みかん。今日の晩御飯は何であるか?」

「え? ……あ、き、今日はオムライスなのー!」

 ぼうっとしていたみかんは、我に返ると慌ててあろまの質問に答える。みかんの言葉を微笑で返すと、あろまはソファーに座る。

「では、みかんの作ったオムライスとやらをいただくとしよう」
 
 おままごとなので、本当にオムライスが目の前にあるわけではないが、それでも、あろまはいただきますと手を合わせてから食べるフリをした。

「……うむ、これは悪魔界でもなかなかに無いほど美味である」

 滅多に人を褒めないあろまにストレートに褒められて、油断していたみかんは一気に顔に熱が集まるのが分かった。まともにあろまの顔を見れなくなって、慌ててガルルをつかまえに行く。

「ほら、ガルルもご飯食べるの~」

 ひょいとガルルを抱え上げると、みかんは再びあろまの所まで戻ってきて、その隣にすとんと腰を下ろす。しばらくは、まともにあろまの顔を見ることができそうにないみかんは、膝の上に乗せたガルルを盾にして顔を隠すのだった。

      ◇

「ガルル、寝ちゃったなの……」

 あの後も元気にはしゃいでいたガルルだったが、流石に遊び疲れたようで、今はみかんの膝に頭を乗せて、気持ちよさそうに寝ている。そんな彼女を微笑ましそうに見つめながら髪を優しく梳くみかんの姿に、あろまは心を奪われてしまう。
 上手く言葉にできないが、今この瞬間は本当に夫婦のようだと、なぜかそう錯覚してしまいそうだった。それは、穏やかに眠るガルルの寝顔のせいなのか、はたまた、今まで見たことがないみかんの母性に溢れた表情のせいなのか、あろまには分からなかった。
 ただ、みかんの微笑む姿をこの目に焼き付けておきたいと、そう強く思った。

 ――――ちゅっ。

 そんな事を考えていたら、無意識の内にみかんの頬にキスをしてしまっていた。

「じぇ、じぇる!?」
 
 突然の出来事に驚いたみかんは、その顔を見る見るうちに真っ赤に染めていく。彼女の予想外のリアクションに、あろまも途端に恥ずかしくなった。

「わ、我はただ、パパ役としての、責務を果たしだだけで、その、……深い意味はないぞ!」

 そう捲し立てたが、それが良くなかった。みかんは嬉しそうに口元を緩め、にへらと笑ってくるから、こちらばかり顔が熱くなって、みかんの視線から逃れるように背中を向けた。
 すると、今度は隙ありとばかりにみかんがすり寄ってきて、あろまは驚きのあまり心臓が飛び出てきそうになった。

「じぇる~♪」

「ええい、寄るでない!」

「お断りなの~♪」

 寄ってくるみかんを引き離そうとしても、みかんはあろまの言葉など一向に気にしていない様子で、スリスリと頬を擦り付けてくる。これにはあろまも「ぐぬぬ」と唸る事しか出来なかった。
 しばらくの間そうしていたみかんだったが、ぴたりとその動きを止めると、

「……あろま~」

 と、急に甘えたような声で呼びかけてきて、あろまは本当に息が止まりそうになった。

「なんじゃ?」

 平静を装いつつ後ろを振り向くと、そこには潤んだ瞳でこちらを見上げるみかんの姿があった。縋りつくような格好で身を寄せてくるみかんに、あろまの理性がぐらぐらと揺れ始める。それでも、視界の端に映ったガルルを見て、ギリギリの所で理性を保つ。

「……あろま~、ねぇ、もうキスしてくれないの?」

 しかし、必死に保っていた理性など、みかんの一言で紙切れの様に吹き飛ばされてしまった。

「な、なにを…………」

 カラカラに乾いた口では上手く話すことができないばかりか、呼吸も上手くできず、ひゅっと喉が鳴るだけだった。心臓は早鐘を打ち始めて、どんどんと頭に血が上っていくのが分かる。

「今はみかんの旦那様なんでしょ?」

 ――――旦那様。
 その一言に、あろまの心臓はドクンと大きく飛び跳ねた。

「し、……仕方ないのぅ、あ、悪魔の契約で決められてしまった以上、反論もできぬ」

 擦れた声で辛うじて悪魔らしい言葉遣いをする。毅然とした態度を取っていたつもりだが、自分でも何を言っているのか理解できない程、頭の中はぐちゃぐちゃに混乱していた。
 すっと目を閉じるみかんを見て、自分はみかんのおねだりを聞き入れたのだと遅れて理解する。
 無防備なみかんの顔を見つめながら、ゆっくりと自分の顔を近づけていく。
 呼吸は次第に浅く、粗くなっていく。
 ぷっくりと艶のあるみかんの唇に視線が釘付けになってしまいそうだ。
 あろまは瞳を閉じると、ゆっくりと自分の唇をみかんの唇に押し当てた。

「……ん」

 そのとき零れたみかんの吐息に、あろまの思考回路は完全にショートした。耳元で聞こえる心臓の音は、ただの騒音でしかなく、遅れて伝わってくる柔らかい唇の感触に、心の端を掴まれ、とてつもない満足感があろまの全身を満たす。
 あろまは、停止した理性を放り投げて、本能のままにみかんの背中に腕を回すと、さらに体を密着させた。その瞬間、ふと香ったみかんの柔らかい匂いに、あろまの全身を電気が駆け巡っていく。
 ぎゅっと肩を掴む手に力を入れると、みかんの口から再び甘い吐息が漏れてきて、あろまの心はぐちゃぐちゃに掻き乱される。

「――――みかん……!」

 あろまは、膨れ上がった欲望を抑えることができなくなって、もっとみかんを感じたい、とそれだけで頭の中が一杯になる。ただ本能のままに舌を伸ばして彼女の唇を舐めとると、驚いたみかんがびくんと肩を大きく震わせた。
 しかし、その反応は最初だけで、何度も舌でみかんの唇を叩いている内に、彼女はそれを受け入れ、唇に入っていた力が次第に抜けていく。その結果僅かに生まれた隙間に、あろまは舌をするり侵入させ、今度はみかんの歯を舐めてゆく。そこまでくると、みかんも次にあろまが何を求めているのか分かったようで、恐る恐る自分の舌を歯の隙間から僅かに覗かせてきた。
 あろまはその瞬間を待ち望んでいたように、みかんの舌を自分のソレで強引に絡め取る。

 ――――甘い。

 みかんの舌はまるで蜂蜜のように甘美で、そして麻薬の様にあろまの脊髄を麻痺させていく。舌先の感覚だけが鮮明で、まるですべての神経がそこに集まっているかのようだった。吐息は熱を帯び、のぼせきった頭はもうろくに動いていない。
 ぞくぞくとした快感が背中を伝う度、あろまは熱にうなされた様に、さらにみかんを求めていく。

「あ、ありょまぁ~……」

 みかんの上ずった声が鼓膜を揺さぶり、彼女の息が鼻にかかる。それが増々あろまの嗜虐心を煽った。このままずっと、その想いのままにあろまは更に強くみかんを抱き寄せる。自分とみかんの鼓動がまるで一つに溶け合ったような一体感に溺れてしまいそうだ。

「あ! ガルルもやる~!!」

 しかし、溺れかけていた心は、ガルルの一声で、唐突に現実へ引き戻された。あろまは、慌ててみかんから離れると、ガルルとみかんを交互に見る。ガルルはガバッと起き上がると、キラキラと期待に満ちた目でこちらを窺ってきた。

「……ガルルには、まだ早い、なの」

 何も言えずにいたあろまの代わりに、みかんがガルルをあやす。その顔がまだ僅かに上気している事に気付いて、あろまの理性をムラムラと焚きつけてくる。
 ガルルは、みかんの言葉に納得いかない様子で、不満げに両頬を膨らませていたが、ガルルは何かを思い出したような表情に変わると、

「そういえば、この間らぁらが、ジュルルがすぐおっぱい欲しがるから大変だって言ってたんだけど、みかんはおっぱい出ないの?」

「じぇ、じぇる~~~!?」

「もし、おっぱい出るなら、ガルル、飲んでみたい!」

 そう言って、ガルルは再びキラキラした瞳をみかんに向ける。これには流石のみかんも驚いたようで、口をあんぐりと開けて固まってしまった。ガルルの爆弾発言で、思わずみかんの胸元に視線がいってしまって、あろまは慌てて目を逸らす。

 ――――ピンポーン

 すると、実に見事なタイミングで呼び出し音が鳴り響いた。その音に、ガルルがいち早く反応する。

「ガルル、出てくる!」

 突然の来訪者が嬉しいのだろう、頬を綻ばせて喜々とした表情でみかんの膝元から飛び降りると、扉の方へと駆けて行った。

「…………」

「…………」

 先程までの雰囲気から一変して静寂が訪れた部屋で、あろまとみかんは何も言えないまま奇妙な沈黙がその場を支配する。しかし、すでに頭の中がみかんのおっぱいの事で一杯になっているあろまに、その沈黙はあまり意味を持たなかった。

「そ、その……本当におっぱいが出ないのか、確かめてもいいか?」

「え?」

 やはり理性の枷が外れているようだ、普段のように悪魔っぽい言葉遣いが出来ていない上に、ど直球な聞き方になってしまった。これにはみかんも目が点になっている。

「いや、今はガルルのママ役なのだから、その役をしっかりこなすためにも、おっぱいが本当に出るのか、確認しなければなるまい……それにもし、おっぱいが出るようなら、ジュルルに飲ませることもできるし、それをきっかけに我らが神アイドルに選ばれるかもしれんからな……うむ、我ながらナイスアイデアじゃ!」

 茫然とするみかんを置き去りにして、あろまは一人で納得して、さも自分の意見が素晴らしいものだと言い聞かせる。
 しかし、それでみかんの警戒が解けたわけではなく、あろまがぐいっと身を乗り出すと、みかんは身の危険を感じたのか、僅かに後ずさる。

「どうして逃げるのじゃ、みかん……安心して、我に身を委ねるのじゃ!」

 あろまは、わきわきと両手を動かしながら、みかんの方へとにじり寄っていく。そんなあろまの様子に、みかんはその大きな瞳を潤ませながら、頭を大きく左右に振って更にもう一歩後ずさる。

「あ、あろまの手つき、何か嫌なの~……」

 みかんの涙ぐんだ声が、あろまの心をさらに興奮させた。
 あろまの呼吸はふーふーと増々荒ぶり、その血走った眼はみかんの胸元を凝視している。その姿にいつものクールさは無く、ここまでくると、もうただの変態でしかなかった。
 それでもあろまは、獲物を狙う猛獣のようにみかんに近づいて行く。
 
「あ、ありょまぁ~……お、落ち着いて、なの~…………」

 とうとう壁を背に逃げ場を失ったみかんが、弱々しく震える声で訴えてくるが、あろまの耳には届かない。もうだめだと、みかんは両目をぐっと閉じその身を固くする。

「校則第8071条、生徒は不純同性交遊をしてはならない!」

「あいたーーーー!!!」

 絶体絶命、そんなタイミングでみれぃの違反チケットがあろまの頭上に叩きつけられ、みかんは、奇跡的にピンチを脱する。

「な、何をする、ここは学校ではないから、校則は関係ないではないか!」

「あ、そうだった……プリ! ええぃ、問答無用プリ!」

 みれぃは、あろまの的確な指摘に一瞬目を丸くしたが、すぐにいつもの語尾に戻って、あろまを背後から羽交い絞めにし、みかんから引き離す。
 ようやく安心できたみかんは、ほっと胸を撫でおろしたが、なぜか触れられていないはずの胸がジンジンと痺れている事に気付いて戸惑うのだった。

(おわり)
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テーマ : プリパラ
ジャンル : アニメ・コミック

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プロフィール

タイヤキ

Author:タイヤキ
サークル「前に詰めて下さい」のページです。
『魔法少女リリカルなのは』と『プリキュア』ネタが多いです。

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タイヤキ:SS担当
こじょ :表紙・挿絵担当
てんぷら:ドット絵、その他

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