FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【グループトーク~世界一嫁を愛している同盟~】

皆さまごきげんよう! SS担当タイヤキです!

ついに、我がサークルが夏コミに当選しました!
ここまで、何度も落選が続いておりましたが、とうとう……(涙
ただ、一方で7/23にニコ誕も控えているような状況に加え
夏コミ受かると思ってなかった手前、すでにちょっと準備できるか不安が過りまくってます(笑

まあ、告知は追々するとして、今回はシンフォギアのひびみくSSです。
Pixivで、デレステキャラがLINEのグループトークで色々惚気話をするというのを拝見して、
シンフォギアでも誰かやってくれ~~! という思いを込めて書きました←

自分としては、ひびみくメインですが、きりしらとつばマリも少し混じってます(汗
では、以下からどうぞ(※百合注意
----------------------------------------------------
【グループトーク~世界一嫁を愛している同盟~】

     ◇◆◇

 ――皆さんにお知らせしたいことがあります。

 日曜の午前八時。
 突然鳴った着信音に、スマホの画面を覗くと立花響からLINEが送られてきていた。その名前に切歌はあからさまに顔を顰める。
 
 ――何デスかこんな朝っぱらから。私と調の優雅な朝の一時を邪魔するほどのことデスか?

 せっかく調と一緒にゆっくり眠っていたというのに、とブツブツと不満を呟きながら、いつものように辛辣なコメントを返す。切歌としては、調と一緒に寝ているこの時間こそが最も重要なのだ。

 ――未来がすごいかわいい!!!

 しかし、そんな切歌の心情などお構いなしに、響から続けてメッセージが送られてくる。その内容に、切歌は心底どうでもいいといった表情に変わる。

 ――あ、そうデスか。

 切歌はそれだけ打つと、スマホを枕元に放り投げた。ボスンと枕に頭を埋め、隣で寝ている調をぎゅっと抱きしめる。
 そのまま寝てやろうと思っていた矢先、スマートフォンがブー、ブーっとしつこく何度も震え、見事なまでに切歌の惰眠を妨げてきた。このまま無視していたら、調が起きてしまうかもしれないと思い、諦めて起き上がる。

 ――そーなんだよ! いつも未来は天使のように可愛いんだけど、特に今日の未来はヤバいぐらい可愛いの!
 ――なんでかっていうと、いつもは未来、早起きなんだけど、今日は珍しく寝過ごしてて、
 ――髪がボサボサでさ、何かその気の抜けた感じがすごい可愛いし、
 ――あと、寝ぼけてて、すごい甘えてくる!

 スマホを見ると、案の定、響の惚気がずらりと書き並んでいた。それを見て、切歌は盛大にため息をつく。やさぐれそうな気持ちを、隣で眠る調を見ることで立て直すと、

 ――それなら、今隣で寝ているうちの調だって、とっても可愛いデスよ!

 やられっぱなしではいられないと思ったのか、そんなメッセージを送りつける。送った後に、改めて調の寝顔を覗き見ると、お人形のように整った顔と日の光を受けているサラサラと輝く髪に、彼女の持つ可憐さを感じ、切歌は思わず頬がへにゃりと緩んだ。こんな綺麗な子が、今自分の隣で無防備に眠っているのだと考えるだけで、胸がざわめき立ってしまいそうだ。
 
 ――なんだか、調の顔を見ているとキスしたくなってきたデス

 つい我慢できず、本音をグループラインに書いてしまった。

 ――ワォ!? 切歌ちゃん、ダイタンだねぇ~
 ――かくいう私も、未来にキスしたいわけですが!

 すると、そんなメッセージが返ってきて、切歌の頭の中は増々”キス”という単語に占められていく。

 ――響さんも言うではありませんか(ニヤリ
 ――まぁね! これも未来が可愛いのが悪い!
 ――! そうですね、調が可愛すぎるのが悪いデェス!!

 お互いに相方を愛してやまない二人なだけに、次第に気持ちに歯止めがきかなくなってくる。
 切歌はいつの間にかスマホを放り投げて、その視界を調で一杯にしていた。すぅすぅと規則正しい寝息だけが切歌の耳朶を打つ。
 とうとう我慢できなくなった切歌はちゅっと調の頬に軽くキスを落とす。調は、「ん」と、少しだけ身じろぎをしたものの、起きる様子はない。どうやらキスには気づいていないようだ。
 切歌は、それからしばらくの間、何度も調の頬に、耳たぶに、首筋にとキスを落としていったのだった。

      ◇

 ――調子に乗り過ぎて、未来に怒られちゃった☆

 ピロンという音でメッセージの通知を報せてきたスマホを覗くと、響の調子のいいメッセージが届いていた。

 ――何したデスか?
 ――いや~、未来寝ぼけてたから、行けるところまで行ってやろっかな~って、ハハハ
 ――そしたら、思いっきりビンタされちゃった(笑)
 ――でも、いくらなんでもビンタはやり過ぎだと思わない? 切歌ちゃん?

 行けるところまでとは、一体どこまで……切歌は響のメッセージを見て、ごくりと生唾を飲み込んだ。やはり自分達よりも一年先輩なだけはある。そう思い、切歌は響の認識を一部改めた。

 ――良く分からないデスが、きっと響さんのほうが悪いデェス!

 響の問いかけにそう返した後、切歌は腹を括ると続けてキーを打つ。

 ――……因みに、行けるところまでって、ドコまで行く気だったデスか??

 暫くの沈黙。
 先程までは、すぐに返信が返ってきたはずなのに、既読マークがついて一分経っても、二分経っても、響からの返信が来ない。
 やはりこの質問はするべきではなかったか、そう思い始めていた切歌だったが、ピロンとスマホが音を立てて着信を告げた。慌ててスマホを見る。

 ――それはモチロン、未来のあったかさを体全部で感じるところまでだよ☆

 そのコメントを見た切歌は、つい自分と調を重ねて考えてしまい、カッと顔が一気に赤くなるのが分かった。

 ――マリアもあたたかいぞ
 ――!!
 ――!!
 ――翼さん!?

 すると、思いがけない人物から思いがけないタイミングでメッセージが来て、驚きの余り切歌は眩暈を覚えた。

 ――今、フランスは深夜のはずデスヨネ!?
 ――いやなに、ふたりがおもしろいはなしをしていたからな
 ――それにしたって、こんな所で割り込んでくるなんて、どうかしてるデェス!
 ――わたしだって、よめのじまんをしたかったのだ

 切歌は、時折見せる特に意味もない自信に満ち溢れた表情の翼が画面の向こう側にいるような気がした。

(それにしても、相変わらず文字が全部ひらがなデェス)

 電子機器にあまり強くない翼は、いつもメッセージを送るときはひらがなだ。その割に時々絵文字や顔文字が入ってくるのが、なんともアンバランスだった。

 ――お! 翼さんはどんな自慢話をしちゃう気ですか~?

 お調子者らしい響のメッセージが流れる。

 ――いま、となりでせきめんしてこのめっせーじをみているところなど、なかなかにかわいいぞ
 ――え?
 ――!!???! ええええ!? 今、隣でマリアさんがこの内容見てるんですか!?
 ――それはそうだろう、わたしひとりでは、もじがうてないからな(^0^)
 
 さらっととんでもない事を宣う先輩に、切歌は頭の中が真っ白になってしまった。それは、つまり先程のキスの流れをマリアに見られたということでは……。平仮名だらけの文章の中で、絵文字が不自然なほど主張していて、その部分はマリアに入力して入力の仕方を教えて貰ったのだろうことが、見て取れた。
 背中を冷たい汗が流れると同時に、ピロンとメッセージが届く。響からグループラインではなく、個人宛てにメッセージが送られているようだ。
 切歌は恐る恐るそのメッセージを開くと、
 
 ――切歌ちゃん、なんかゴメン。
 ――それにしても翼さん、とんでもないね

 それは謝罪から始まるメッセージだった。

 ――全くデス! マリアに私の調への愛がバレてしまったデス……
 ――あ、それは、多分最初からバレてるから
 ――何ですと!?

 響からの個別ラインに返信を返しながら、切歌は遠くフランスにいるマリアの事を思い浮かべる。響からはバレていると言われてしまったが、本当なのだろうか。自分自身でさえ、調への愛に最近気づいたのだから、マリアには最初からこうなることが分かっていた、ということになってしまう。
 切歌は怖くなって、それ以上考えることを止めた。
 それを知った所で今さら過去は変えられはしない、そうあの手紙の時のように、思い出そうとするだけで、心に傷を負ってしまうに違いないのだ。
 ピロン。
 ちょうどタイミングよく、スマホがラインの着信を知らせてきた。

 ――マリアにおもいっきりおこられてしまった(しゅん

 その一文に、切歌は思わず吹き出してしまう。
 戦闘中はあれほど格好良くて、遠くに感じる人だが、こういう時は年下に錯覚してしまいそうになるほど、可愛らしい人でもあった。
 だから、きっとマリアも翼先輩に強く惹かれたのかもしれない。

 ――すぐに仲直りしたほうがいいデスよ、先輩。
 ――うむ、そうしよう。では、みんなおやすみ
 ――おやすみなさい
 ――おやすみなさいデェス
 
 そして訪れる沈黙。
 
 ――じゃあ、私も未来のご機嫌を直しに行きますか!

 切歌はお調子者らしい響のコメントを見て、短くため息をつく。隣には一向に起きる気配のないお姫様が、規則正しく肩を上下に揺らしている。

 ――さっさと行けばいいデス! 私は、隣で眠る調と寝直すデェス! なので、邪魔しないでください!!

 切歌は送信ボタンを押すと、スマホを遠くへ放り投げ、枕に頭を埋める。これでしばらくの間、誰にも起こされることはないだろう。切歌は調の首元に顔を埋めると、柔らかい彼女の匂いをいっぱいに吸い込む。そして、調の腰に腕を回して抱きしめると、満足気な表情でその瞳を閉じるのだった。

      ◇

「ねぇ、みく~……」
「なあに?」
「そ、そろそろ機嫌直してよぉ~、もうしないからぁ~」
「…………ほんとに?」

 じとりと睨まれ、響は情けない声を上げながらその身を窄める。
 
「もう、日曜の朝っぱらから、あんなことして……!」
「ご、ごめんってば、みくぅ。未来が可愛すぎてつい……」

 上目遣いにそう言ったところで、今更未来に効果があるわけもなく、未来の視線は常に冷たさをキープしている。それはまるで冷蔵庫のよう、いや冷凍庫かもしれない。
 未来は子犬のように小さくなった響を見て、小さくため息をつく。

「もう、今度からはやめてよね」
「……! う、うん!」

 未来の言葉に、響はぱあっと表情を明るくすると、大きく首を縦に振って頷く。そして、子犬のように、嬉しそうな表情を浮かべて未来のほうへと擦り寄ってくる。
 肩を寄せ合うまで近づくと、響はこつんと自分の頭を未来の頭に乗せた。

「へへへ」
「……もう、調子いいんだから」

 あったかい。
 響は胸の奥までじんわりと温もりが伝わってくるのを感じながら、ふと、疑問に思った事を口にする。

「そういえば、どうして未来は朝からだと嫌なの?」
「………………いいでしょ、別に」
「え~、教えてよ~みくぅ~、じゃないと、また同じようなことしちゃうかもしれないし!」
「…………だって、髪はボサボサだし、汗だってかいてるし、……恥ずかしいじゃない」

 そう言ってプイッとそっぽを向く未来に、響は胸の奥がキュンキュンと刺激される。

「未来!」
「きゃっ!?」
 
 気づけば、響は未来を押し倒していた。
 未来は驚いたようにその瞳を大きく開いている。その瞳を真っ直ぐに見据えて、響は自分の胸の内の想いを言葉にした。

「ボサボサの髪とか、汗とか、私、全然気にしないよ……むしろ好物なくらい!」
「な、な……」
「ね、だからやっぱり今しよ?」
「……響の…………バカ、ヘンタイィーーーー!!!!」

 その後、再び未来のビンタが響の頬に炸裂するのであった。

(おわり)
----------------------------------------------------
スポンサーサイト

テーマ : 戦姫絶唱シンフォギア
ジャンル : アニメ・コミック

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

タイヤキ

Author:タイヤキ
サークル「前に詰めて下さい」のページです。
『魔法少女リリカルなのは』と『プリキュア』ネタが多いです。

【メンバ―】
タイヤキ:SS担当
こじょ :表紙・挿絵担当
てんぷら:ドット絵、その他

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。