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【おっす!オラ、フェイト!】

デュアル・スピリチュアル・パワー!(挨拶

どうも、SS担当のタイヤキです。

冒頭の挨拶はものすごい古いネタですが、
「カードにそう出とるんや」ってスピリチュアルな人に
言われた気がしたので、書いてしまいました。


そして、SSも勢い任せ(笑)
先日ウチの絵師様からUPされた絵を見てビビッときて書いてしまいました(てへぺろ

一応、小学5年生ぐらいの感じで。
いつもの通り、両想いだけど、お互い気づいてない感じの「なのフェ」になってます。

では、以下からどうぞ(※百合注意)


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【おっす!オラ、フェイト!】

「おっす!オラ、フェイト!」
「………。」

 突然の挨拶に私は絶句してしまった。向いの少女はとても得意げな表情をしていて、そのことがさらに私を混乱させる。
「おはよう、フェイトちゃん。…えっと、その挨拶は…?」
 私の質問の意図を察したのだろう、フェイトちゃんはみるみる顔を赤くして、ついには俯いてしまった。きっと誰かに間違った事を教えられたに違いない。フッともう一人の同級生魔道士の顔が頭をよぎった。
「あ、ごめんねフェイトちゃん。そういうつもりじゃなくて…。」
 私の言葉を聞いて、フェイトちゃんは上目遣いでこちらを見ている。その仕草が可愛くて私は思わず早口になる。
「あ、も、もしかして、またはやてちゃんに言われたの?」
「…うん。昨日はやてが私の家に遊びに来たときに、流行の挨拶だって教えてくれて…。」
 と恥ずかしそうに教えてくれた。顔を少し赤らめながら話すフェイトちゃんを見ていると私は胸の奥がキュンとなって、思わず抱き付いてしまった。
 
 
 学校へ着いて、私は真っ直ぐはやてちゃんの元へ向かった。はやてちゃんは、一瞬だけ驚いた顔をしたが、すぐにいつもの表情に戻った。おそらく昨日の時点でここまでの事は予想しているのだろう。しかし、今の私にはそんなことは関係ない。
「はやてちゃん!」
「なのはちゃん、おはよう。来ると思っとったよ。」
「…ウチの可愛いフェイトちゃんに変な事を吹き込んでおいてその余裕とは、いい度胸なの!」
「まぁまぁ、でもおかげでフェイトちゃんの新たな一面が見えたんとちゃう?」
 私の問い詰めに対して、はやてちゃんはにんまりとして答える。確かに、朝から得した気分だったことは否定できない…。思わず言葉に詰まる私を見て、はやてちゃんは更に得意げな表情を浮かべた。
 はやてちゃんの掌で踊らされっぱなしの状況に納得できない私は、あれやこれやと思いつくままに文句を言うが、どれもこれもはやてちゃんに返されてしまった。

 なのはとはやてが言い争いをしている一方では、
「フェイト、おはよう。」
「あ、アリサ、すずか。おはよう。」
「おはよう、フェイトちゃん。」
 アリサとすずかが登校してきた。登校してきた2人が前に視線を向けると、すぐにアリサはあきれ顔になった。
「全く、あの2人は毎日毎日、本当に飽きないわねぇ!」
「ほんとだね~。」
「う、うん。…ホント、なのはとはやては仲が良いよね。…少し羨ましい。」
 予想だにしない呟きに、アリサとすずかは思わず声を上げてしまった。
「は?あんた本気で言ってんの??」
「…少なくとも、なのはちゃんには十分に愛されてるんじゃないかな…。」
「そ、そうなのかな…。」
「…あんたねぇ…。」
 そう言って、アリサに盛大なため息をつかれてしまった。すずかも少し困惑したような笑顔を浮かべていた――。
 
 
 昼休み。
 私たちはいつものように5人の机をくっつけて食べていると、はやてちゃんが突然フェイトちゃんに耳打ちをしようとしているのが私の目に入った。
 
 ――ドクン。

 その光景に思わず胸が苦しくなる。しかもフェイトちゃんは無防備に耳を傾けていて、私は心の中で焦りを抑えきれずにいた。
 その瞬間、はやてちゃんと目が合った。その口元がニヤリと歪み、すぐに目を逸らされたが、私は無意識の内にフェイトちゃんとはやてちゃんの間に割って入っていた。
「…はやてちゃん。」
 私は、笑顔を作ってはやてに問いかける。
「い、いややなぁ~。軽い冗談やん。」
 同じくはやてちゃんも笑顔で返そうとするが、今回ばかりはヤバいと感じたのか、その表情は若干引きつっているように見えた。
「少し、お話しようか。」
 私は、はやてちゃんの肩を掴もうとするが、はやてちゃんはスルリと躱し、そのまま廊下の方へ駈け出す。それを見て、私もすぐに追いかけた――。

「はぁ~、食事くらいゆっくり食べなさいよ…。」
 いつもなら止める入るアリサだが、こう連日続くと流石に嫌気がさしたようで、今日は止めるつもりがないようだった。アリサは、フェイトがつまらなそうに箸をつついている姿を見て、少しだけ困ったような表情を浮かべていた。

 鬼ごっこに満足したのか、ようやく2人が席に戻ってきた。
「も~本当に、はやてちゃんはいい加減にしてほしいんだけど!」
「いや~、そんな事言われても――。」
 席に戻ってからも2人はずっと言い争っていて、なかなか話しかけるタイミングが見つからない…。そういえば、最近なのはとあまりおしゃべりしてない気がする。そんな事を考えていたせいか、無意識になのはの制服の袖を掴んでいた。

「どうしたの?フェイトちゃん…。」
「あ、ゴメン…。」
 なのはの問いかけで、私はいつの間にか制服を掴んでいたことに気づき、慌てて手を放す。しかし、なのはの手が追いかけてきて、すぐに私の手を?まえた。
「フェイトちゃん、もしかして私、フェイトちゃんに何かひどい事した?」
 なのはが今にも泣きだしそうな顔をしていたので、少しでも不安を和らげようと掴まれていた手で、なのはの手を握り返す。
「ううん、なのはは何も悪くない。…ただ、私がちょっと我が儘というか…。」
 なのはは何も言わず、次の言葉を待っているようで、私の方をずっと見つめている。その瞳に吸い込まれるように、私は自然と想いを口にしていた。
「なのはと最近あまり話してないなと思って、少し寂しくなったんだ…。」
「フェイトちゃん…。」
「だから、なのはは何も悪くない。」
 そう言って私は、さらに強くなのはの手を握る。
「ううん、私の方こそゴメン。フェイトちゃんの気持ちに気づいてあげられなくて。いつも一緒に居たのに…。」
 なのははそっと、空いていた方の手で私の手を包む。その優しい温もりに、私は思わず涙が出そうになった。

「…なんで急にこんな展開になってしもたんやろ。」
「…いつも急よ。」
 死んだ魚の目をしているはやてとアリサを横目に、
「わぁ~、なのはちゃんとフェイトちゃんは本当にラブラブだねぇ♪」
 すずかちゃんだけは、変わらず微笑ましくなのはとフェイトを眺めていた。

(おわり)
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テーマ : 魔法少女リリカルなのは
ジャンル : アニメ・コミック

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タイヤキ

Author:タイヤキ
サークル「前に詰めて下さい」のページです。
『魔法少女リリカルなのは』と『プリキュア』ネタが多いです。

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タイヤキ:SS担当
こじょ :表紙・挿絵担当
てんぷら:ドット絵、その他

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