【デート!!】
どうも、SS担当のタイヤキです。
ドキプリは、安定の六花様で安心しました。
弟子の子もレギュラーではなさそうなので、個人的には一安心です(笑)
そして次回、予告を見る限りはアリス様の当番回みたいですね!
非常に楽しみです!!胸のドキドキが止まらない…!(笑)
さてSSの方は、「なのはとフェイトをイチャイチャさせたい!」という強い想いからなっております(ェ
…イチャイチャさせるって難しいですね。。。
設定としては、中学生のなのはとフェイトという事ぐらいですね(笑)
では、以下からどうぞ(※百合注意)
ドキプリは、安定の六花様で安心しました。
弟子の子もレギュラーではなさそうなので、個人的には一安心です(笑)
そして次回、予告を見る限りはアリス様の当番回みたいですね!
非常に楽しみです!!胸のドキドキが止まらない…!(笑)
さてSSの方は、「なのはとフェイトをイチャイチャさせたい!」という強い想いからなっております(ェ
…イチャイチャさせるって難しいですね。。。
設定としては、中学生のなのはとフェイトという事ぐらいですね(笑)
では、以下からどうぞ(※百合注意)
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【デート!!】
5月。寒さもすっかり和らいで、爽やかな風が私の髪をなでる。私は、いつもの公園でいつものようになのはを待っている。ただ一つ、いつもと違うのは…。
「フェイトちゃん、お待たせ~!」
声が聞こえた方を振り向くと、淡い紫のスカートをなびかせながら、なのはが小走りで走っているのが見えた。
「ゴメンね、フェイトちゃん。…もしかして結構待った?」
「ううん、私も今来た所だよ。…なのはの私服、可愛いね。なのはの雰囲気にすごく合ってるよ。」
――そう、今日は休日ということだ。
実はつい先日、急用で行けなくなったからと、アリサから水族館のチケットを譲って貰った。すずかやはやての分もあったらしいのだが、2人も用事があるとのことで、結局チケットを貰ったのは私となのはだけだった。
「フェイトちゃんの服も可愛いね♪」
「あ、ありがとう。なのは。」
2人きりであることを意識してしまうと、そんな日常の会話ですら少しこそばゆく感じてしまう。
「じゃあ、行こうか。なのは。」
「うん!」
無邪気な笑顔で返事をしたなのはが、勢いよく私の腕に自分の腕を絡ませてきた。
「――!!」
なのはの行動に、思わず胸が高鳴る。中学に上がってから手を繋ぐことも無くなっていただけに、この不意打ちは本当に予想外だった。なのはがどんな表情をしているのか気になったが、それ以上に今の自分の顔を見られたくなくて、私はそのまま歩き出した。
◇
――正直、行きの電車や水族館での出来事をあまり覚えていない。只々なのはの腕の温もりや僅かに香る匂いにずっとドキドキしていた。だから、もしかしたら私はなのはを怒らせるような事を言ったのかもしれない…。レストランの一席で向かい側に座っている彼女は明らかに不機嫌そうな顔をしている。
「あの~…、なのは…さん?もしかして怒ってらっしゃいますか?」
「別に~、私は全然怒ってないですよ~。」
さっきからずっとこの調子で、怒っている理由さえも分からない状況が続いている。私は心の中でアタフタしながら、何か良い解決策がないか模索しているが、こういう時に限って何も思いつかない。ついに私は意を決して素直に謝ることにした。
「ゴメン、なのは!」
「ど~してフェイトちゃんが謝るの?」
尚もなのはの表情は不機嫌なまま変わらない。しかし私は、お構いなしに言葉を続ける。
「私その…、ずっとドキドキしてたから、だから、その、もしかしたらなのはを傷つけるような事を言ったんじゃないかって。」
「…ドキドキ?」
「うん、なのはと腕を組んで歩いてると、まるで恋人同士みたいだなって思って…。」
「だ、だって、2人きりで遊びに行くの久しぶりだったから。…なのにフェイトちゃん、ずっと私の方を見てくれないから、私と一緒じゃつまらないんだと思ってた。」
「そんなことないよ!なのはと一緒に居られるのは、ドキドキするけどすごく嬉しい。
「本当?」
「うん、本当だよ!」
「そっか♪」
そう言って彼女は今日一番の笑顔で笑った。その笑顔に私は見惚れてしまい、目が離せなくなっていた――。
その後も、私たちはずっと腕を組んでいた。
最後に見たイルカショーでは、イルカが芸をする度になのはと至近距離で目が合って、それが何だかとても気恥ずかしくて、でも嬉しくて私たちは笑いあっていた。
――この日の帰り道、私たちは初めてキスをした。
(おわり)
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本文は以下Pixivにも記載しております。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2259587
【デート!!】
5月。寒さもすっかり和らいで、爽やかな風が私の髪をなでる。私は、いつもの公園でいつものようになのはを待っている。ただ一つ、いつもと違うのは…。
「フェイトちゃん、お待たせ~!」
声が聞こえた方を振り向くと、淡い紫のスカートをなびかせながら、なのはが小走りで走っているのが見えた。
「ゴメンね、フェイトちゃん。…もしかして結構待った?」
「ううん、私も今来た所だよ。…なのはの私服、可愛いね。なのはの雰囲気にすごく合ってるよ。」
――そう、今日は休日ということだ。
実はつい先日、急用で行けなくなったからと、アリサから水族館のチケットを譲って貰った。すずかやはやての分もあったらしいのだが、2人も用事があるとのことで、結局チケットを貰ったのは私となのはだけだった。
「フェイトちゃんの服も可愛いね♪」
「あ、ありがとう。なのは。」
2人きりであることを意識してしまうと、そんな日常の会話ですら少しこそばゆく感じてしまう。
「じゃあ、行こうか。なのは。」
「うん!」
無邪気な笑顔で返事をしたなのはが、勢いよく私の腕に自分の腕を絡ませてきた。
「――!!」
なのはの行動に、思わず胸が高鳴る。中学に上がってから手を繋ぐことも無くなっていただけに、この不意打ちは本当に予想外だった。なのはがどんな表情をしているのか気になったが、それ以上に今の自分の顔を見られたくなくて、私はそのまま歩き出した。
◇
――正直、行きの電車や水族館での出来事をあまり覚えていない。只々なのはの腕の温もりや僅かに香る匂いにずっとドキドキしていた。だから、もしかしたら私はなのはを怒らせるような事を言ったのかもしれない…。レストランの一席で向かい側に座っている彼女は明らかに不機嫌そうな顔をしている。
「あの~…、なのは…さん?もしかして怒ってらっしゃいますか?」
「別に~、私は全然怒ってないですよ~。」
さっきからずっとこの調子で、怒っている理由さえも分からない状況が続いている。私は心の中でアタフタしながら、何か良い解決策がないか模索しているが、こういう時に限って何も思いつかない。ついに私は意を決して素直に謝ることにした。
「ゴメン、なのは!」
「ど~してフェイトちゃんが謝るの?」
尚もなのはの表情は不機嫌なまま変わらない。しかし私は、お構いなしに言葉を続ける。
「私その…、ずっとドキドキしてたから、だから、その、もしかしたらなのはを傷つけるような事を言ったんじゃないかって。」
「…ドキドキ?」
「うん、なのはと腕を組んで歩いてると、まるで恋人同士みたいだなって思って…。」
「だ、だって、2人きりで遊びに行くの久しぶりだったから。…なのにフェイトちゃん、ずっと私の方を見てくれないから、私と一緒じゃつまらないんだと思ってた。」
「そんなことないよ!なのはと一緒に居られるのは、ドキドキするけどすごく嬉しい。
「本当?」
「うん、本当だよ!」
「そっか♪」
そう言って彼女は今日一番の笑顔で笑った。その笑顔に私は見惚れてしまい、目が離せなくなっていた――。
その後も、私たちはずっと腕を組んでいた。
最後に見たイルカショーでは、イルカが芸をする度になのはと至近距離で目が合って、それが何だかとても気恥ずかしくて、でも嬉しくて私たちは笑いあっていた。
――この日の帰り道、私たちは初めてキスをした。
(おわり)
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本文は以下Pixivにも記載しております。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2259587
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