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【腕のなかで】

どうも、SS担当のタイヤキです。

今週のドキプリもマナりつが多くて良かったです。
小っちゃい六花が可愛すぎて、キュン死するところでした(笑)
六花がピンチの時は、ちゃんとフォローに回るマナちゃん、流石です!

あとカルタの練習でアリスと真琴が隣で練習しているシーンも
ほのぼのしていて、結構好きです。


さて、今回のSSは起動六課へ異動前のなのはとフェイトです。
一応イメージとしては「フェイなの」になると思いますが、
最近、『なのフェイ』と『フェイなの』の区別が出来なくなってきました(苦笑)

どちらもお互いのことを可愛いとか思っていそうだなぁ~、とか考え出すともう訳わからなくなって(汗)
まあ、どっちも可愛いから仕方ないですね♪

では、以下からどうぞ(※百合注意)

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【腕のなかで】
 
「なのは、可愛かったよ」

「もう…///」
 
 そう言ってなのはは、恥ずかしそうにフェイトの腕の中で丸くなる。その愛らしい仕草にフェイトは思わず微笑んだ。お互いに一糸纏わぬ姿でいるが、互いの温もりを強く感じ、布団さえ必要ないように思える。
 
「そういえばフェイトちゃん、今の家どうするの?」
 
 腕の中から優しい声で問われ、フェイトはパチリと目を開けた。
 長期任務から戻ってきて、そのままなのはの家に直行したフェイトだが、実はもう一軒別に家を構えている。…というよりは、そちらが本来フェイトが帰るべき家なのだが、もう何か月も空けている。
 
「うーん、そうだなぁ…まだあのままにしておこうかな」

「え!? どうして?」

「いつもお邪魔するのは悪いし、その方がなのはも楽かなって」

「もう! フェイトちゃんのバカ!」
 
 なのはは、フェイトの腕から離れ、ガバッと起き上がる。その表情は、

(…少し怒ってる?)
 
 なぜ怒られているのか、すぐには理解できずフェイトは少々驚いた表情をなのはに向けるしかなかった。
 
「フェイトちゃんは、いつも気にしすぎ! 私は、フェイトちゃんがこっちに帰ってきてくれるの、その…すごく嬉しいよ…」
 
 途中から急に声が小さくなってしまったので、ゴニョゴニョとしか聞こえなかったが、それでもフェイトは、自分が怒られている理由は何となく想像できた。
 つい自分の事を後回しにする私に対して、彼女はまるで自分の事のように怒ってくれるのだ。その優しさに私はいつも助けられてるんだよ、とフェイトはそんな想いも込めてなのはの頬に手を伸ばす。
 
「ありがとう、なのは。…でももう少しだけ考えさせて」

「う、うん…」
 
 自分の頬にフェイトの手が触れて、ドキッとしたのもつかの間で、フェイトの返事は、期待していたものと違っていた。なのはは自分の言ったことが理解されていないのではないかと思い、シュンとうな垂れる。それを見て、フェイトは慌てて付け足した。
 
「なのは、誤解してるみたいだから、ちゃんと説明するけど、私もなのはと一緒に住みたいと思ってるんだよ…ただ、仕事柄あんまり家にいないから、家事とか、なのはにばかり負担が掛かるんじゃないかなって」
 
 そういう風に遠慮することに腹を立ててるんだって、となのはは不服そうに頬を膨らませる。その勢いで文句を言おうとするが、フェイトは反論の余地を許さないように言葉を続ける。
 
「きっとなのはは優しいから、いいよって言ってくれるんだろうけど、今はまだその優しさに甘えるわけにはいかないから」
 
 そう言うフェイトの目に確固たる信念を感じ、なのはは心の中でため息をついた。信念の中身は分からないが、こういう時のフェイトは、絶対に自分の意見を曲げないことは過去の経験から分かっていた。
 
(フェイトちゃん、頑固だからなぁ…)
 
「…ホントは何かヤマシイ物を隠してるとかじゃないの?」
 
 それでも、納得できないなのはは、諦め悪くフェイトを追及する。頭では理解できても感情では納得できていなかった。
 
「そんな物ないよ、私がなのはに隠し事なんてするはずないでしょ」
 
 フェイトの真っ直ぐな言葉に、なのはは顔が熱くなるのを感じた。
 ――嬉しい。
 
「…ホント?」

「うん、ホントだよ」

「……ホントにホント?」

「ホントにホント♪」
 
 自分がただフェイトに甘えているだけだと分かっていても、なのはは確認することを止められなかった。確認する度にフェイトから優しい返事が来ることが、なのはとしては堪らなく嬉しかった。
 
「…分かった、…でもでも、その代り任務から戻ってきた時は、真っ先にウチに帰ってきてね、フェイトちゃん!」

「うん、分かった…真っ先にココに帰ってくるよ、なのは」
 
 フェイトは、なのはの頬にあった手を首まで回して、そのまま自分の方へ引き寄せようとする。その優しい手つきになのはは、為されるがまま自分の身体をフェイトに預けた。 
 ピー! ピー!
 そのまま寝ようとしていた二人に、突然通信が入った。
 
(通信? こんな時間に?)
 
 深夜の通信は緊急性の高いものが多い。フェイトは不安を胸に通信に応じた。なのはも心配そうにフェイトの方を見上げている。
 
「あ、フェイトちゃん! 今、エエかな?」
 
 通信の相手ははやてだった。
 私の事を”ちゃん”付けで呼んでいるので、緊急要請ではなさそうだ、とフェイトは胸を撫で下ろした。
 
「うん、どうしたの、はやて?」

「んー、実はな、なのはちゃんと2人、ウチの部隊に来てもらう事になってたやろ?」

「うん、はやてが立ち上げた起動六課のことだね」

「そうそれ! で、お二人の寮やけど、二人一部屋でもええやんな?」

「え? …うん、別に構わないけど…」

「ホンマ!?」

「う、うん…」

「いや~、助かったわ~。実は予算がちょお厳しくてなぁ…。」
 
 ほんまは、フェイトちゃんがヘタレやからこうでもせんと同棲なんて出来へんから、というのが本音だがそれは胸にしまっておく。
 
「あ、なのはちゃんもそこにおる?」

「いるよー、はやてちゃん」
 
 にょきっとなのはは、フェイトの隣に顔を出した。
 
「丁度良かった、なのはちゃんもそう言う訳なんやけど、ええやろか?」

「まぁ、私はフェイトちゃんが良いならいいよ」

「ホンマか、じゃあOKやな。また詳しいことは追って説明するから、今日はこれで」

「うん、分かった」

「じゃあ、お邪魔しました♪」
 
 はやては、まるで全て見透かしてますと言わんばかりに、ウィンクをして通信を切った。
 
「…なんか、すごいタイミングだったね、フェイトちゃん?」

「そうだね、まるで私達のことお見通しって感じだった」

「にゃはは♪ でも、はやてちゃんならありえるかも」
 
 そうだね、と呟きながらフェイトがベッドに横になると、なのはもそれに合わせて、ゴロンと元居たポジションに収まった。
 なのはの温もりを感じながら、フェイトはこれから始まる2人の生活を想像していた。


(おわり)
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テーマ : 魔法少女リリカルなのは
ジャンル : アニメ・コミック

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プロフィール

タイヤキ

Author:タイヤキ
サークル「前に詰めて下さい」のページです。
『魔法少女リリカルなのは』と『プリキュア』ネタが多いです。

【メンバ―】
タイヤキ:SS担当
こじょ :表紙・挿絵担当
てんぷら:ドット絵、その他

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