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【フェイト、なのはをGETする】

どうも、SS担当のタイヤキです。

今日のプリキュアは熱かったですね!
キュアエースは変身してBBAになるという奴ですけど、個人的にはチョー好きかもです(笑)
アレで実は高校生とかだと個人的に萌えます♪

あと、……六花ちゃん、良かったね(涙)

ドキプリはこれから覚醒回が続くようで、ますます目が離せないですね!
あ~…早くレジーナちゃん青目に戻らないかなぁ…(遠い目)

さて、以下からSSです。
今回は大人なのはとフェイトです!

UFOキャッチャーはマジ貯金箱(白目)

以下からどうぞ(※百合注意)
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【フェイト、なのはをGETする】
 
 ――ガタン
 
「やっっったあぁ~!!」
 
 フェイトは大きく手を広げて喜びを全身で表現する。
 
「やった、やったよ、はやて! ほら!」
 
 そう言って、フェイトは取り出し口から大きな箱を掴み上げると、はやての前にズイっと差し出してきた。
 
「う、うん…、良かったな、フェイトちゃん……ハァ…」
 
 はやては疲れたような表情のまま、フェイトに祝福の言葉を贈った。この景品をGETするまでに要した時間は二時間…、その間はやては日頃の指揮官っぷりを発揮して、店員さんに色々お願いをしていた。
 
「あ! 取れたんですね、おめでとうございます!!」
 
「ありがとうございます!!」
 
 色々と協力してくれた店員さんが、こちらの様子に気づいて祝福の言葉を贈った。
 最後まで惜しみない協力をしてくれた店員にフェイトは感謝の意も込めて深々と頭を下げる。その腕には、白いワンピースの制服に身を包んだなのは(小学生)の姿があった。
 
 
   ◇
 
「たっだいま~♪」
 
 フェイトは上機嫌な気分のままに玄関の扉を開けた。その声はおかしを貰った小学生のように弾んでいる。
 
「おかえり、フェイトちゃん♪ どうしたの、今日は何か良い事でもあった?」
 
 なのはは、いつも以上に明るいフェイトにつられ、頬を綻ばせながら質問した。こういう風に相手の気持ちで自分も楽しくなるのっていいな、と思いながらなのははフェイトの答えを待つ。
 余程早く話したかったのだろう、フェイトは靴を脱ぐのも忘れてビニール袋から先ほどGETした景品を取り出すと、なのはの前に掲げた。
 
「ジャーーン!! 小学生なのはのフィギュア、懐かしくなって買っちゃった♪」
 
 小学生の自分を差し出されたなのはは、恥ずかしさで顔の周りが一気に熱くなった。フェイトの方を窺うと、ニコニコと満面の笑みを浮かべている。
 
(……正直、恥ずかしい…、というか私、どう反応すればいいの?)
 
「なのはってこの頃からずっと変わらず、本当に可愛いよね! それにしてもこのフィギュア……」
 
 フェイトはそんななのはの様子に気づかず、手に持っているフィギュアについて熱く語り始める。フェイトの説明に、なのはは恥ずかしいやら嬉しいやらでどんどん小さくなっていった。
 
 …
 ……
 ………
 
「ただいまー、あれ? こんな所で何してるの、フェイトママ?」
 
 しばらくすると、ガチャリと玄関の扉が開いて、愛娘が学校から帰ってきた。
 開いた扉から外を窺うと、もうすっかり日の光が落ちて空は暗くなっている。
 
「いけない! まだ夕食の準備できてない…!」
 
 そう言うと、なのはは慌てたようにパタパタとキッチンへ向かって行った。ポカンとした表情でなのは見送ったフェイトは、ヴィヴィオの方を振り向くと、満面の笑みでフィギュアの入った箱をヴィヴィオの目の前に掲げた。
 
「え、これってなのはママ? ちっちゃ~い!」
 
「そうだよ、小学生の頃のなのはママなんだよ、ちっちゃくて可愛いよね♪」
 
 クリッと大きく見開かれた瞳に、ぴょこんと跳ねたツインテールの女の子は、今の自分と同じくらいの年齢で、ヴィヴィオは強い親近感を覚えた。
 ヴィヴィオがリビングで話をしたいと言うと、フェイトは玄関にいる事を忘れていたのか、少し恥ずかしそうに頷いて二人ともリビングへ向かった。
 
 
   ◇
 
 夕食が終わると、フェイトは椅子から立ち上がった。フィギュアの箱を手に戻ってくると、目をキラキラさせながらヴィヴィオと二人で一緒になって楽しそうに会話を始めた。
 なのはは食器を片づけながら、そんな二人の様子を微笑ましく眺めていた。幸か不幸か会話の内容までは水道の音に消されて聞こえてこなかった。すると、突然はやてから通信が入ってきて、なのはは首を傾げながら受信した。
 
 
「……フェイトちゃん」
 
 はやてとの通信で『ある事』を聞いたなのはは、リビングで楽しそうにしているフェイトの傍まで行くと、低く抑えた声で名前を呼んだ。
 フェイトはビクッと肩を震わせると、恐る恐るなのはの方を見上げた。ただし、自分が何をしたか解っていないようで、その瞳には怯えと疑問が渦巻いている。
 
「あ! 私、トレーニングの時間だ!」
 
 先ほどまでフェイトと一緒になって楽しそうに会話をしていたヴィヴィオは、危険を察して言い訳しながら、ピューっと逃げて行った。
 しばらくは何も言わず、ただフェイトを見下ろしていたなのはだが、玄関から扉の閉まる音を確認すると、おもむろに口を開いた。
 
「フェイトちゃん……」
 
「は、はい! な、なんでしょう?」
 
 フェイトはガチガチに固まっていて、ソファーの上で正座している。なのはの方を見上げると、その背後にゴゴゴという文字が浮かび上がって見える気がする。
 
「このフィギュア、どこで買ったの?」
 
「え…と、近所のおもちゃ屋で、…その、ヴィヴィオにお土産買おうと思って立ち寄ったんだけど…気づいたら自分のお土産買っちゃって……」
 
 フェイトはぺろっと舌をだして、やっちゃった感を出して誤魔化そうとする。…冷や汗が止まらない。
 
「ふーん、そうなんだ……じゃあ、コレいくらしたの?」
 
「さ、三千円…」
 
「へぇ~…、三千円かぁ~…」
 
(全然信じて貰えてない…)
 
 フェイトは最近、ヴィヴィオの為に、フィギュアや人形を良く買うようになった事もあり、相場に関してはかなり詳しい。フェイトは無難な金額を言ったつもりだったが、なのはの受け答えの様子に、さらに背筋が寒くなった。
 
「…さっきはやてちゃんから連絡があって……」
 
 フェイトはその名を聞いた瞬間にすべてを理解した。誤魔化しきれないという現実を突き付けられ、フェイトは一瞬にして青ざめる。
 
「コレ、クレーンゲームで落としたって聞いたんだけど…」
 
「すみませんでしたぁーー!!」
 
 なのはがしゃべりきる前にフェイトはソファーから飛び降りて土下座した。サラリーマンの必殺技だと以前テレビで放送していたジャンピング土下座だ。
 
「…ふぅ」
 
 なのはのため息が背中から聞こえ、緊張していた空気が緩んだ気がした。
 
(流石ジャンピング土下座! これはイケる!)
 
 このままお咎めなしで済む未来を想像して、フェイトが気持ちを緩めた瞬間になのははまるで見越していたかのように追加で言葉を投げかけた。
 
「…フェイトちゃん、来月お小遣いなしね」
 
 さらりと言われたその言葉は、フェイトの背中に何倍にもなって重くのしかかった。しかし、ここで駄々をこねると罰が厳しくなることを以前体験しているフェイトは、ただうな垂れるしかなかった。
 
「もー…駄目だよ、フェイトちゃん。あんまりお金遣っちゃ…」
 
 なのははフェイトの前にしゃがみ込むと、片手を差し出しながら注意を促す。
 
「ごめんなさい…」
 
 フェイトは顔を上げると、なのはの手を掴んで立ち上がるが、その声は少し沈んでいた。
 フェイトが自分のフィギュアを手にして喜んでくれるのは嬉しいだけに少し複雑な気分になった。でも、ヴィヴィオの”これから”や自分達の”これから”を考えると、簡単に甘やかす訳にはいかなかった。
 
「フェイトちゃん、どうしてそんなにコレが欲しかったの?」
 
 なのはは何となく心に引っかかっていた疑問を口にする。
 
「…これを見つけた時にすごく懐かしくなって、……それに見てると段々、箱の中のなのはが助けを求めてるんじゃないかって思えてきて、昔なのはに助けられた私がココでなのはを見捨てる訳にはいかないって……。」
 
 予想以上に子供っぽい理由に、なのはは思わず笑ってしまった。同時に、自分がどのぐらい愛されているのかを実感して、飛び上がりそうなくらい嬉しくなった。
 
「ありがとう、フェイトちゃん…にゃはは♪」
 
 さっきまで怒っていた人間がありがとうは変だよね、と思ったがなのはは頬を掻きながら感謝の言葉を口にした。なのはのその言動に、もう怒っていない事に遅まきながら気づいたフェイトは、潤んだ瞳をなのはに向けると、腰のあたりに手を回して抱きついた。
 
「ごめんなさい…なのは」
 
「もういいよ、フェイトちゃん」
 
 フェイトの謝罪に、なのははフェイトの頭まで手を伸ばしてポンポンと叩いた。
 
「もう、フェイトちゃんは泣き虫なんだから…」
 
 にゃははと言いながら、なのはは叩いていた手をフェイトの首の方へ下ろすとギュッと両腕で優しく拘束する。
 ふわりと香るなのはの匂いに、フェイトの心は次第に落ち着いていく。同じシャンプーを使っている筈なのに自分とは違う、なのはの匂いがフェイトは大好きだった。
 ぎゅっと更に腕に力を入れてなのはを引き寄せると、なのはの胸の鼓動が伝わってくる。
 
(あれ…? ドキドキしてる?)
 
 フェイトは力を緩め、体を引いてなのはの顔を見ると、その表情は少し赤みを帯びている。
 
「なのは……?」
 
 もしかして熱があるのでは、と少し不安になったフェイトは、不安な表情そのままになのはに問いかける。なのはの瞳にキラリと光るものが見えた。
 
「にゃはは、ごめんフェイトちゃん、フェイトちゃんの気持ちが嬉しくてつい……。フェイトちゃん、これからもよろしくね♪」
 
 そう言って見せるなのはの笑顔は、とても綺麗で艶っぽくて…、フェイトは胸の奥が締め付けられて、息が出来なくなった。
 
「なのは……」
 
 フェイトが顔を近づけると、なのははスッと潤んだ瞳を閉じる。
 お互いに引き寄せられるように唇を重ねると、言葉にできない幸せな味が広がり、全身を支配していた。
 
 
(おわり)
 
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テーマ : 魔法少女リリカルなのは
ジャンル : アニメ・コミック

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Author:タイヤキ
サークル「前に詰めて下さい」のページです。
『魔法少女リリカルなのは』と『プリキュア』ネタが多いです。

【メンバ―】
タイヤキ:SS担当
こじょ :表紙・挿絵担当
てんぷら:ドット絵、その他

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